五十肩、火傷、そしてコロナになって思うこと

誰にでも一度はあると思いますが、

 

「フリッカージャブをしただけなのに…」

「水ぶくれができただけなのに…」

「めちゃめちゃダルいと感じただけなのに…」

 

いや、そんなことないか…。

でも、このようなサインを見逃すと、手痛いしっぺ返しを食らうという経験をしなくてもいい経験をしてしまいます。

 

2022年2月の初頭、寒さのせいか左肩の痛さが激しくなり、お医者さんへ行くと「五十肩ですね」と言われ、その次の日には左ふくらはぎに低温火傷を負ってしまったのですが、すぐにはお医者さんには行かず、3日後に行くと「感染症になっています」と言われ、バレンタインの日にコロナ陽性と判明しました。

 

この短期間に五十肩、火傷(感染症付)、そしてコロナとなってしまったんです。

 

「なんて月だ!」

 

と叫びたくなりましたが、弱っていたのでそういうわけにもいかず、ただただ回復を願い、処方された薬を飲み、処置に明け暮れることとなるんです。

 

五十肩、火傷、そしてコロナ陽性

 

短期間に五十肩、火傷、そしてコロナ陽性になったのには本当に参りました(泣)

 

フリッカージャブをしただけなのに

たぶん五十肩の原因はフリッカージャブの真似事をたった一度、2020年の11月にしたときに、

 

「ピキッ!」

 

となった気がした途端の激痛に、しばらくその場にしゃがみ込んでしまいましたが、次第に痛みは遠のいたので一晩も眠れば治るだろうとそれ以降はほったらかしにしていました。

翌日には普通に腕立て伏せもできたし、逆立ちも出来たんで、なんてことはないだろうと多少の痛みは無視して、ほっといたんです。

「なんか左肩が痛いぞ」と頻繁に感じるようになったのは、2021年の12月になってからです。左肩が上がらなくなったのは、寒さがひどくなった2022年の1月でした。

そこで、心配になりネットで調べてみると肩腱板損傷の疑いがあることに…。しかも、手術などで治療しないと一生治らないと書いてある!「それは困る」と思い、お医者さんに行かねばと近所の評判の良い整形外科医を検索してみると、どこも評判が低いところばかり。

なので、以前テレビで見て、ペインクリニックなるものがあるというのを思い出し、検索してみると一件ヒット!評判を見てみると高い♪

 

早速予約してみると、翌週には診てもらえることに。

 

翌週の月曜に行ってみると、開業して2年ほどしか経っていなく、とても綺麗で雰囲気がとても良いクリニックです。

事前問診票に「原因は?」とあったので正直に「フリッカージャブの真似事をしただけなのに、左肩痛になった」と書きました。

名前を呼ばれて、診療室に入ってみると、先生が笑いながら開口一番に、

 

「間柴了が好きなんですか?」

 

と聞かれました(笑)

もちろん、『はじめの一歩』は好きで読みましたが、私の手本はトーマス“ヒットマン”ハーンズです(笑)そんなこんなで一通り『はじめの一歩』で盛り上がった後、真っ直ぐには左腕を頭の上には挙げられませが、腕を後ろでも組めるし、肩腱板損傷ではないとのこと。とりあえず左肩のレントゲンをとって、診断してもらうと、

 

「五十肩ですね。」

 

と笑顔で言われてしまいました。「結晶化もしてないし、重度ではないけどもっと早く来れば痛みに煩わされずに済みますよ。」と言われながら、ブロック注射を打たれました。

 

「1日最大2枚まで」という強力な湿布も処方してもらい、現在は経過観察です。

僧帽筋当たりにブロック注射を打ってもらったので、腕を上げるときの痛みは和らいでいます。

 

フリッカージャブをしただけだったのに、そのときの痛みを軽く考えたために五十肩になるとは自業自得ですね。

 

水ぶくれができただけなのに

2月の夜の寒さに耐えられず、湯たんぽを購入したんです。

お湯を沸かし、湯たんぽの準備を整え、寝る前に布団に入れてくととても暖かくて寝入りがいいんです。

湯たんぽを抱えながら、寝ると一瞬で眠りにつけます♪

そんな湯たんぽを足が冷たかったのもあって、温めようと湯たんぽの上にふくらはぎを乗せて、そのまま寝てしまったんです。翌朝起きて着替えていると、左ふくらはぎが痒いので無意識に掻くと左の中指になにかの液体の感じがしたので見てみると、2センチほどの水膨れを潰してしまったんです。

低温火傷で水膨れを起こしていたんでしょう。

また、そこが痒いのなんのって。その患部の周りを掻いて、皮を剥いてしまったんです。その後、消毒して絆創膏を貼り、風呂なども普通に入っていたんですが、二日後に患部に熱を持ち、ものすごい痛みが生じてきたんです。

そこからが大変でした。三日目は幹部が腫れあがり膿み始め、熱を持って来たんです。もういちど患部を消毒し、「トフメル」という火傷に効くという塗り薬を塗りました。

その日は風呂にも入らず、早くに就寝。翌朝、足は痛かったですが熱は昨日ほどではないです♪

が、妻から「お医者さんに行ったほうがいい」というので行って診てもらうと、

 

「今日来て正解でしたね」

 

と言われました。

低温火傷でも水疱(水ぶくれ)が潰れて皮を剥いてしまうとバイ菌が入りやすくなり、感染症になりやすくなってしまうということです。

つまり、軽い感染症に罹っていたんです。もう少し放置していたら重篤な状態になっていたでしょうと言われました(怖)

心配だから次の日も来てと言われました。

何が辛いってお風呂へ入ったら、患部を綺麗に洗うことです。とにかく痛いんです。白い脂みたいのも出てくるんですが、それも綺麗に洗い流してくださいと言われましたが、それを取るのがメチャクチャ痛いんです。自業自得とはいえ、それを泣きながら今でもやってます。

 

実は湯たんぽによる低温火傷は多く、皆症状を甘くみるために重篤になる率がとても高いそうです。

水膨れができただけだからと侮らずに、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。

 

めちゃめちゃダルいと感じただけなのに

はじめの症状としては、頭痛と倦怠感、体温を測ると37.3度でした。しかし、翌朝には37.7度となり、咽頭痛もあったので、お医者さんへ行くことにしました。

自分の車での待機状態で診療を行ってもらい、酸素飽和度チェックとPCR検査、そして、その場で薬を処方してもらいました。医院の中へ入る必要はなく、車内で全て終わる迅速さで終了しました。

 

PCR検査結果は翌日には判明し、陽性でした。結果から見ても、オミクロンだそうです。

 

ちなみに、無症状の場合、PCR検査は実費で三万円かかるそうです。

 

オミクロンのコロナ陽性とはいえ、症状が軽くなるのに私は1週間かかりました。

診察時にお医者さんに「軽症です」って言われたけれども、正直インフルエンザよりも重いと感じましたね。

 

10日間の自宅内待機が終わっても、咳が酷かったわけではないのに痰がからみ、甲高い咳が止まらない状況です。眠るときもマスクが手放せません。

内臓(肝臓や腎臓など)も痛く、胸も時折痛む始末です。これらは後遺症らしいですが、いまだに本調子には戻りません。

何が辛いって、体力がめちゃめちゃ奪われたようなので、ちょっと動いただけで心拍数がものすごく上がるんです。

 

めちゃめちゃダルいと感じただけなのに、まさか自分がコロナ陽性になるとは思いませんでした。

 

五十肩、火傷、コロナ陽性になって思うこと

 

五十肩、火傷、コロナ陽性と三重苦をこの短期間で味あうことになりましたが、なってしまったもんは仕方ありません。「フリッカージャブをしただけなのに…」とか、「水ぶくれができただけなのに…」、「めちゃめちゃダルいと感じただけなのに…」などと予見できるものはありましたが、コロナだけは避けようがないんだなと痛感しました。

なぜなら、外出するときは必ず不織布マスクとポリエステルマスクと二重にし、外出先から戻っては、石鹸手洗いとヨード液でのうがいは必ずやっていたのにも関わらず、コロナ陽性になってしまったんですから。

だから、現実をしっかり受け止め、まずはコロナからの回復と火傷の処置を毎日しっかりと行いました。ただ熱が下がらなかったので、シャワー時もシンドイし、患部を洗うのが痛いので心拍数も上がり、とても辛かったですね。

でも、弱音を吐いていたら、治るもんも治りません。

 

陽性が判明してから、1週間で熱も下がり、とても楽になってきました(コロナに罹った当初に比べたらですが…)。火傷の患部も穴が開いたようになっていたのに、肉が盛り上がってきてとても良くなってきたんです。

10日間の自宅待機期間を終えて、お医者さんに火傷の患部を診てもらうと、

 

「とても良くなってきましたね」

 

と言ってもらえました。大人しくしていたせいもありますが、治りが早いそうで抗生物質を飲む必要もなくなりました。

 

コロナのお陰とは思いませんが、三重苦の現実としっかり向き合い、「まずはコロナを治し、火傷の患部をしっかりと治すこと」に集中できたのが良い方向へといけたんだと思います。

 

越えられない苦難などない

 

実は私の他に家族もコロナ陽性になってしまいました。家庭内感染と言うやつです。

コロナ陽性と分かったとき、私たち家族はとにかく他人に伝染してはいけないと考え、一歩も外へはでませんでした。当然ですよね。オミクロンとはいえ、この苦しみはなった人にしか分かりません。

 

家族全員、陽性なので当然外へは出られず、買い物もできません。

しかし、保健所からの連絡で家庭内感染であることを伝えると、なんと自治体(県と町から)から大きな段ボール7箱分の食料、飲料水やトレぺなど必需品を自宅待機2日目には送ってもらえたんです。

 

食料はもってあと3日くらいだったので、本当に助かりました。

 

こうして家族で助け合い、そして周りの人々に助けられて10日間の自宅待機期間を乗り越えることができました。

 

不安がなかったといえば嘘になりますが、段ボールが送られてきたとき家族で本当に感謝しました。

周りの人々に助けられ、

 

「越えられない苦難などない」

 

と本当に思えた瞬間でした。

 

まとめ

 

ここ十何年、風邪さえもひかなかったんです。だから、「五十肩、火傷、コロナ陽性はなるべくしてなったのかな」と思います。

実は寝込んでいる間、良からぬことばかり考えてしまったんです。妻に預金通帳を渡したほどです。それぐらい弱っていました(笑)

 

その反面、

 

健全な精神は健全なカラダに宿る

 

ということも痛いほど理解しました。

まずは普通に生活できる体力を戻そうと思います。今はちょっと動いただけで疲れてしまうので。

 

どんなに予防をしていても、残念ながらコロナに罹るときは罹ります。罹ったら罹ったで現実をしっかりと直視し、最善の方法で治療に専念してください。

あと、決してあなたは一人ではないことも知っておいてください。

それでは、皆さんもお気を付け下さい。

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