野菜を最初に食べることを欧米では、
「ベジタブル・ファースト」
と言われ、食べる順番ダイエットの一番に食物繊維を多く含んだ野菜を摂ることを言います。
これを始める前は、いつも大好きなお米からパクパク食べていましたが、これだと食後に生じる血糖値スパイク(血糖値の急上昇)を引き起こしてしまうため、自分のカラダにはとても良くない食べ方なんです。
血糖値スパイクがなぜ良くないかというと、肥満の原因でもあるし、近年の研究では、
血管をボロボロにする真犯人
であるとされているからです。
お米などの炭水化物を最初から摂ることは非常に危険な行為だったんです(怖)
意識すべき自分のカラダの消化の仕組み
なぜ、食物繊維の多い野菜を最初に摂ると血糖値が高くなるのを防ぎ、ダイエットになるのか。
そこを理解することがとても大切なんです。
「野菜ファースト」
と聞いても、理由をしっかり理解していないと、ダイエットは長続きしません。
痩せるためには、その理由をしっかりと学んで、食事をするときに意識することがとても大切だからです。
血糖値スパイクの原因
炭水化物は消化酵素により、ブドウ糖に変化し、ブドウ糖は胃腸から血液へと吸収されます。
この時、血液中のブドウ糖の濃度が濃くなり、血糖値が高い状態になります(私たちは誰でも食事をすれば血糖値は上がります)。
そこで、膵臓からインシュリンが分泌され、カラダの中の組織にブドウ糖を届け、私たちが活動するために、ブドウ糖が分解され、エネルギーとなります。
しかし、このブドウ糖の吸収が急激だと、血液中のブドウ糖の濃度が一気に高くなり、インシュリンが大量に分泌され、カラダ中にたくさんのブドウ糖が行き渡ってしまい、エネルギーとして使われなかった余ったブドウ糖は脂肪となってカラダの中に蓄積され、肥満の原因となるんです。
野菜に含まれる食物繊維がブドウ糖の吸収を抑制
血糖値スパイクを防ぎ、太りにくいカラダをつくるためには、野菜を最初に食べることがとても重要なんです。
野菜に含まれる食物繊維は、胃腸の消化酵素によってジェル化(ゼリーのようにドロドロした状態)します。このジェル化した食物繊維がブドウ糖を包み込んで、血液への吸収を穏やかにします。
そうすると血液中のブドウ糖の濃度も上がらず、血糖値の急激な上昇も抑えられ、インシュリンの分泌も少なくなります。すると、余分なブドウ糖もなくなり、脂肪もできません。
つまり太りにくいカラダになるわけです。
まとめ
こうやって、
「野菜ファースト」
の仕組みや理由を分かっておくと、
血糖値スパイクも防げて、太りにくく、痩せやすいカラダ作り
にもなるので、野菜ファーストがとても取り組みやすいことが理解できますね。
おまけに、血糖値スパイクを防ぐということは、
- 血管ボロボロ
- 二型糖尿病
- 心筋梗塞
- 脳卒中
- 認知症
などの発症リスクを抑えてくれます。なので、
「野菜ファースト」
をやらない手はないですよね。
ダイエットは長く継続することが、あなたを良い結果へと導くコツですので、最低6ヶ月は続けてみましょう。
6ヶ月続けることができれば、それ以降もあなたはきっと続けることができますよ。
半年続ければ、ほとんど半永久的に続けられる
『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』
山本ケイイチ著
ダイエットを行うにあたり、読ませて頂いたこの著書の中にあった言葉です。
私はその言葉を信じて6ヶ月間続けました。それは現在も続いています。