食べ過ぎ、飲み過ぎで太ってしまったら、あなたはどうしますか?
「普段から摂生していないあなたが悪い!」なんて指摘されたら元も子もないですが、人間は欲求を満たして生きるもの。
いつもエクササイズしているんだから、今回ぐらいは食べちゃおう。週末しっかり筋トレしているんだし、飲み会で多少飲み過ぎても大丈夫だよ…なんて、お付き合いもあるんだし、仕方がないかもしれません。
しかし、いつもちゃんとエクササイズしているからといって、ついつい食べては飲み、飲んでは食べてを繰り返してしまうあなたになんと朗報です!
「あれ?太ったかな?」
と思ったら、実は縄跳びがジョギング以上の消費カロリー促し、ダイエット効果があるということを知っていましたか?
日本人にとっての縄跳び
縄跳びは、
1878年にドイツから筑波大学へ教師を呼び、輸入したのが始まり
By ウィキペディア
といわれています。
なので、小学校の頃から縄跳びになじみの深い私たち。小学校の体育などで基本技を習うので、跳べない人はほとんどいないと思われます。
しかし、いつしか年齢を重ねるごとにこの縄跳びから遠ざかっていく日本人。
こんなにも安価でダイエットに向いているアイテムはそうありません。
子供の頃に戻れとは言いませんが、今こそ縄跳びを手に取り、地球の重力に逆らってみませんか?
縄跳びの基本姿勢
まずは基本の姿勢から、
- 背筋をピンッと伸ばす
- 膝を揃える
- 両脇を締め、肘を直角に曲げる
- 手首は真っ直ぐ、グリップを軽く持つ
- 目線はやや下方向、つま先が見える位置で固定する
注意点として、猫背で跳ぶと腰を痛め、内股で跳ぶと膝を痛めてしまいます。両脇を締め、肘を直角に曲げた状態にし、手首を上手く使わないと余分な力が入り上手く縄跳びをコントロールできず、また疲れやすくなります。
また目線を下げ、見る位置を定めると目線が安定するので、ロープが通過するタイミングが分かりやすくなり、カラダ全体の動きの完成度が高まり、技の精度が向上します。
前跳び
縄を踵の後ろに設置し、踏まないように気をつけた状態でセット。そこから背面を通り、頭上を通過するように回して、カラダの前を通過したくらいで跳ぶ準備をします。
足元の手前まで来たら引っかからないように適度にジャンプ。これを連続で繰り返すことで前跳びができます。
小学校で習う基本中のキホンですね。
駆け足跳び
駆け足跳びは右または左足を上げた状態からスタート。回した縄を上げている足で跨いで接地させ、支えていた足はロープを跳ぶと同時に上げた状態にします。
あまり足を上げず跳ぶと言うよりは小さく縄を跨ぐため、まるでジョギングしているかのようにステップを踏みながら交互の足でロープを跳んでいきます。
ボクサーがトレーニングでよく行う跳び方がコレです。
縄跳びの消費カロリー
縄跳びが小学校からなぜ取り入れられたかというと、心肺機能を高める運動として、極めて効果的であると知られていたからです。
縄跳びは私たちカラダの47種類ほどの筋肉をつかう全身運動であり、上半身を真っ直ぐに保って飛ぶため、体幹も鍛えることができるんで♪
もっと凄いのは、1日たった数分間縄跳びするだけで、カラダも引き締まってしまうんです♪
ある調査報告では、1日あたり10分間の縄跳びを6週間続けた後の心臓血管の検査結果からは、毎日30分のジョギングをした人と同等の効果を得られたとの結果もあります。
縄跳びの利点は、より短い時間で結果を得ることができることです。
なので、ただ上下にジャンプするだけの縄跳びは、歩道を走るジョギングよりも消費カロリーの高いエクササイズであるといえますよね。
また、穏やかなペースを保って縄跳びをすることは、1マイル(約1.6キロ)を8分で走るのと同等のレベルの運動量であるという調査結果もあります。
さらに、負担の少ないエクササイズであるにも関わらず、スイミングなどと比べても、1分間あたりの消費カロリーは高く、痩せるだけでなく、筋肉を増加させることのできるエクササイズなんです♪
縄跳びのやり過ぎには注意
カラダへの負担が他のエクササイズに比べ、軽いエクササイズなのですが、膝や腰をやってしまうケースもあるので、正しい姿勢を守り、無理なく膝や腰の負担とならない適度な高さのジャンプをしましょう。
また、自分の体重がオーバーで、いきなり縄跳びはという人は膝への負担が少ないウォーキングがおススメです。20分くらいのウォーキングに少しずつ体脂肪を減らし、足回りの筋肉を鍛えれば縄跳びへとスムーズに移行できるはずです。
まとめ
「あれ?太ったかな?」
と思ったら、小学校の頃からやり慣れていた縄跳びを今一度見直し、挑戦してみてはいかがでしょうか。
基本姿勢通りに適度なジャンプをすれば、ジョギングするよりは短時間でダイエット効果を得ることができます。
ちなみに、縄跳びは1日10分で脂肪燃焼効果が期待できます。
今日は仕事で疲れたので筋トレはちょっとなんて思ったとき、玄関前で10分の縄跳びをしてみては?
「え?10分は長いなぁ」
と思った人、大丈夫、なにもいきなり10分する必要はないんです。最初は10回まわすだけでもいいんです。慣れるまでは少しずつ始めましょう。
そして、縄跳びを10分出来るようになれば、ジョギング20分よりも脂肪燃焼効果を得られるようになり、さらに有意義な時間を過ごせるようになりますよ♪