TPPに備えよ常に!!|ホントに生活変化あるのか?!

dogyard

「2015年10月末にTPPが大筋合意に至った」

というニュースが日本中を駆け巡りました。輸入牛肉やワインなどが安く買えるイメージは湧きますが、実際の私たちへの影響はいかがなものか。また生活は変化するのかを検証します。

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TPPって何ですか?

英語ではTrans-Pacific Partnershipの略で、環太平洋パートナシップ協定と日本語では言います。日本を始め太平洋を中心とした、

  • カナダ
  • 米国
  • メキシコ
  • ペルー
  • チリ
  • ニュージーランド
  • 豪州
  • シンガポール
  • ブルネイ
  • マレーシア
  • ベトナム

世界12か国が参加し、農林水産品や工業製品の関税撤廃など貿易自由化が目的で、実は日本は2013年からの12番目の協定国なんです(時間がかかったのは条件等合わなかったため)。

TPPの詳細

TPP合意により農林水産品や工業製品9,018品目の95.1%の輸入関税が撤廃され、農林水産品の81%の関税が最終的に0になります。一方、輸出分野でも最終的に9割以上の輸出品の関税も撤廃されます。12の参加国それぞれが手続きを終えて発行すれば適用され、これまでにない自由貿易が始まります。

しかし、関税率や輸入枠の条件はそれぞれの国ごとで違います。

米国通商代表フロマンと元甘利TPP担当相の非公表の交渉の結果が、日本は米国の要求をほぼ飲んだという体たらくぶり。米国との条件調整で時間がかかっていたんですが、大した交渉もできなかった甘利氏の罪は重い。そのため、重要品目の一つとして挙げていた国産米の輸入関税は守られましたが、米国と豪州に対して合計7.8万トンもの輸入枠が科せられる結果になってしまいました。

輸入拡大を迫られていた牛肉は協定発効時に関税率が38.5%から27.5%になり、16年後には9%まで下がります。以前から言われていたことですが、輸入品が安くなり、さらに身近になる一方で、国産品への打撃が懸念されるTPPにはメリットとデメリットがあることを忘れてはいけません。

他の追随を許さない強い国産品、例えば神戸牛や松坂牛などブランド価値のあるモノは関税が低くなるので輸出量が増え、畜産農家にとってはビジネス拡大のチャンスがあると言われているが、牛肉最大消費国の米国の市場にチャンスがあるとは考えにくい。なぜなら、彼らは霜降りよりも赤身肉を好むからです。さらにバカ高い霜降り牛肉をわざわざ高い値段を支払ってまで購入するとは考えにくい。むろん、セレブなら別だが市場の数パーセントしかいないセレブに活路を見出せるとも思えない。損得勘定すれば明白です。

日本の生活にどう影響するのか?

TPPで私の生活はどう変わるんだろうか。特に日常の生活に深く関わる農林水産品は全2,328品目のうち最終的に81%で関税が撤廃されます。

なので、生活へはどう影響するのか?

 主食のコメ:米国&豪州産に!

米国と豪州から7.8万トンもの輸入枠が設けられ、安価なため外食を中心に利用拡大。

 おかずの王様:牛肉が激安に!

輸入牛肉の関税率は38.5%を16年かけて9%に軽減。牛タンや牛ハラミなどの牛内臓肉は撤廃されるのでものすごく安くなります。

 輸入海産物:海老と蟹類も安く!

輸入海産物の海老や蟹に関税がなくなり、高級なオマールエビなど手軽に食べられるように。カツオやサーモンも関税撤廃。

 イベントの定番:ワイン!

国産メーカーでも輸入ブドウを使用しているところも。なので、関税は協定発効後、即時撤廃になるのでかなりの追い風になります。輸入のボトルワインは8年目に関税撤廃されます。

 野菜も一部だけ:輸入品が主流に!

ネギは即時撤廃で、玉ねぎは6年目に撤廃されます。野菜は鮮度が重要なため、国産品への打撃は限定的だがアスパラガスなどの輸入品が多い品目は安くなります。

逆に値段が高くなってしまう可能性のモノも

和食ブームが火付け役で日本食が世界中で大人気。中でも醤油はかかせないモノだが海外では高級品。関税は3%だが5年目に撤廃されるので輸出増により価格上昇が予想されます。

日本酒も同じく、国内需要がただでさえ伸び悩んでいるため、海外需要の高い輸出へモノが流れるため、国内の日本酒価格が高騰する恐れもあります。

まとめ

非公表での交渉でTPP締結に至った日本。相変わらずの「とりあえず決めておけば何とかなるだろう」のおざなり外交に開いた口が塞がらない。日本の人々を蔑ろにするやり方には全く賛同できないが締結されてしまった以上、TPPが何なのか知っておく権利は私たちにはあります。

なので、TPPは日常生活の幅広い範囲に影響してきます。この機会に何が安くなり、何がお得なのかを知っておきましょう。

また、輸出入が活発になると、それに伴うトラブルも増加します。ヘタを打てば、海外相手に訴訟リスクが高まるので、英語の重要性はさらに高まるでしょう。

それでは良い一日を!

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