読書感想文といえば、夏休みの定番!その定番に取り組む子供達にとってはハードな宿題であることに間違いはありません。そこで、感想文の要所をおさえた書き方を紹介します。
読書感想文の本の選び方
学校推薦や課題図書など、いろいろありますが、特別にそれを選ぶ必要はありません。もちろん、小難しいテーマをわざわざ選ぶ必要もありません。
「この本の感想なら書けるかも」
というちょっとした興味が湧くテーマや内容であれば、第一ステップはクリアです。
プロ選手の自伝
テニスをしているなら、プロテニスプレーヤーの錦織圭選手。
サッカーなら、本田圭佑選手など、彼らの生い立ちから、プロになってからの努力や信念やお世話になった人々などの話が盛りだくさんに書かれています。
そこで、「自分がプロ選手だったら」と自分と重ね合わせて考えることができ、感想文も書きやすくなります。
ノン・フィクション
「天井からジネズミ」などの作者が創意工夫と観察を続け、小さな命を育てていく感動モノなどがおススメです。
「初めて知ったこと」、「なるほどと感心したこと」や「もし自分が飼うならこう飼いたい」などと共感しやすいので、感想文を書くには最適です。
偉人伝記
言わずと知れた偉人の伝記は、自分が、
「あんな人になりたい」
と、希望や願望がはっきりするので、感想文を非常に書きやすい対象です。
昆虫学者ならファーブル、冒険家ならアムンゼン、看護師ならナイチンゲールなど。
感想文の書き方
感想文は作者が伝えたいテーマを自分や自分の経験と比較し、共感や意見を書き出すことです。
本の読み方
とりあえず、本の読み方としては、作者が伝えたいテーマをどこだろうと、探しながら、気になるところ、共感するところや面白いところに付箋を貼ります。
情報収集
一通り読み終えたら、付箋をした部分に対する感想、意見や気づいたことなどをコメントとして下書き用紙に書き集める。
文の構成
書き出したコメントを元に、
「起・承・転・結」
で文章を組み立てていきます。
起:『まず』共感や面白いと感じた文に自分の意見
書き出し
共感や面白いと思った本文中の一部を抜粋。
抜粋した文に対し、自分の意見を書く。
承:『それから』本を選んだ経緯
本文①
本を選んだきっかけ。
自分のエピソードを交え、感想を書く。
転:『ところが』自分の経験
本文②
自分の経験を織り交ぜながら書く。
書き出しに対して、新しく感想を付けたす。
本を読んで自分がどう変わったかを書く。
結:『つまり』自分の将来の夢や希望について
結論
本や本のテーマに対する感想を交えながら、自分は、
「こうしたい」
「こうなりたい」
など、将来の夢や希望を書いて締めくくる。
「読書感想文が苦手」という人へ
読書感想文の宿題になると、憂鬱になってしまうという人。上記をステップごとにやってみたらいかがでしょうか。
書き出しは結論へも通じるカギなので、とても大事です。
印象深かった「」(カギカッコ)や?(疑問符)で始めるのもひとつのテクニックです。
「ドキドキ」や「熱いものがこみ上げました」などの表現も感想文にアクセントを据える書き方となることを憶えておくと、自分の感情表現にインパクトを与えることができます。
まとめ
読書感想文をステップごとにまとめてみたので、非常に書きやすいと思います。
ちなみに、私の娘はこの方法で読書感想文に対するアレルギーを克服しました(笑)
少しでも参考になれば幸いです。
それでは良い一日を!
【改訂】2016/03/27